2008年3月31日月曜日

父のデイサービス  そのII

さて、先回は「下痢で南方戦線・・・免れた」まで書きました。

戦地から復員し、職場に復帰。
家族の生活を助ける為に遊びなどする余裕など、無く働き通し。

本家は裕福なので、従兄弟は旧制中学から進んだ、大学の
農学部の学生・・・。
羨ましいと言う気持ちは余りなかったそうです。

父親の父親・・・つまり私の祖父は大酒飲みで道楽者なので、
長男でありながら跡目は取れなかったそうです。
オマケに父親が13歳の時に亡くなっている

(本家とは折り合いは良くなかったそうです)

母と結婚してからも、働くことしか知らずに働き通し・・・・。

定年後、暫くは窓枠を作る会社でアルバイトをしながら陶芸を
始める。最初の楽しみを見付けた様です。

歳が進みアルバイトは止め、畑仕事と陶芸三昧の毎日。
内心、良くもマァ、「毎日出来るものだと感心したこと」が何度か
あります。

一昨年(2006年10月)に母親が認知症で、入院そして介護施設
への入居後は母屋で一人で暮らすようになった。

母親とは決して仲むつまじい方ではなく、お互いに45度顔を背け
て暮らしてきた。
しかし、どことなく、毎日が落ち込んでいる様子。

そんな中、母親への面会をも兼ねて、施設のデイサービスの利用
を思い立った。

デイサービス時、母親と暮らす時間を設けて頂いていますが、時々
一寸した口論があったり、お互いに世話をしていると聞いています。

口論は介護職員方々は「夫婦げんかですね」と見守り・・・。

また、今までやった事のない、ゲーム、トランプ、習字、何とか運動、
外出での施設見学、行楽施設、公園など、興味があることばかり。

今まで、働く事しか知らなかった、父親は新しい楽しみ、生き甲斐を
見付けた様です。

--- 完 ---

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めまして、秋桜です。
SNSでお見かけし、このブログをご紹介いただきました。メールしようか?と、考えましたが、ここにコメントさせて下さい。
私の父母とSituationがよく似ています。
私の亡き父も、病魔に倒れた母を介護する時が、一番楽しかったと、言い残して、逝きました。母は今年で23年床に臥せっています。既に、私を認識してくれません。淋しい限りです。厳しい、優しい、父母でしたが、今となっては、後悔しか残っておりません。
父母どおしは、熱烈な恋愛で、一緒になったようです。すみません。私事でした。
駄文をお許し下さいませ。m(__)m