母親がお世話になっている、介護施設(グループホーム)は通所
サービス(デイサービス)もあり、既に6ヶ月が過ぎましたが父は
週3回、そのサービスを受けている。
状況を聞いてみると、「楽しくて、おもしろい」と言っている。
最初は人付き合いが上手くない人なので、心配した。
毎回、家庭への連絡帳に一日の様子が書かれており、読んで
みると「和やかに、楽しそうに、一所懸命、・・・」と言うことばが、
並んでいる。
尋常小学校を卒業し、家庭の経済的な事情で進学も出来ずに
鉄工所に丁稚奉公に出され、苦労してきたとのこと。
兵役で北京に派兵され、そこで終戦を迎え、無事に復員を果た
した。
運が良かったと言う表現は良くないかも知れませんが、派兵中、
南方戦線に派兵する兵士の人選があり、父親は「腹具合が悪く
下痢」と言うと「ヨシ」と言われ南方行きを免れたそうである。
本当に腹具合が悪かったのか、南方行きを免れる為の詭弁か
どうかは父親が知るのみである。
父が言うには「派兵は誰でも良いんだ、五体満足であれば」と。
更に「人数さえ居れば・・・消耗品としか思っていない・・・」
父の下痢のお陰で「この世に私が存在する」のです。
その2につづく・・・。


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