2007年6月30日土曜日

政治家と楽器

以前、細田元官房長官がピアノを弾いている姿をテレビで見たことがあります。元官房長官は確か独学であるとのコメントでした。他にはイギリスの元ヒース首相がオーケストラを指揮している写真を見たことがあります。イギリスですので、オーケストラはロイヤルフィルハーモニー交響楽団、ロンドン交響団、ロンドンフィルハーモニー、BBC交響楽団・・・何処かは忘れてしまいましたが・・・。さて、今日、仕事の帰りに新星堂(CDショップ)に寄り、店内を見て回っていると言っても、クラッシック、JAZZのところが中心ですけど・・・・。で、クラッシックのCDが置いてあるところへ行き、品定めをしていると、コレは!!と思うCDを見付けました。私の好きなモーツァルトの曲ですが、3台のピアノの為の協奏曲と2台のピアノの為の協奏曲が収録されているCDです。特に3台のピアノの為の協奏曲の第3ピアノは旧西ドイツの元首相のヘルムート・シュミット氏が担当しているというものです。CDの説明書に依ればシュミット氏は子供の頃からピアノを学び腕前はかなりのものということです。また、自分への報酬の全てを慈善団体に、寄付するということを条件にこの協奏曲の録音に参加したとのこと。(何処かの国の政治家でこんな味のあることが出来る人っているかな)この第3ピアノは当初はテノール歌手のプラシト・ドミンゴ氏の担当となっていましたが、スケジュールの都合でどうしても参加出来ないということで急遽、ヘルムート・シュミット氏に決まったそうです。急遽と言え、代役。報酬を慈善団体に寄付することを条件に快諾したシュミット氏の心の広さに感服しました。演奏はプロ並!!。私が聴く範囲ではアマチュアかプロか聞き分けられません。CDの販売会社はEMI、CD番号はCAPO-301です。興味がある方は一度お聴きになって下さい。価格は1300円です。同梱されている2台のピアノの為の協奏曲は通常演奏される、楽器群にティンパニ、クラリネット、トランペットが追加された形式の版での演奏で、このCDが唯一とのことです。輝きのある演奏に仕上がっています。◆-追記-◆プロのピアニストはこの第3ピアノを担当するのを好まないらしいです。で、今この曲をBGMとして聴きながら、この記事を書きました。

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